東北大調査研究 災害を生き延びる8つの「生きる力」 防災教育に反映も

07.20

「MEGA地震予測」から抜粋のコラム

防災情報新聞オフィシャルサイトから引用

●災害科学・脳科学・心理学・認知科学・情報学を結集
 
東北大学の研究チームから興味深い調査報告が公表された。「災害を生き抜くために有利な個人の性格・考え方・習慣が、8つの『生きる力』にまとめられることが明らかになった」――
 研究チームを構成するのは、東北大学加齢医学研究所の杉浦元亮(もとあき)・准教授、同災害科学国際研究所の今村文彦・教授、邑本俊亮(むらもととしあき)教授、佐藤翔輔・助教、同文学研究科の阿部恒之・教授、同学際科学フロンティア研究所の野内 類(のうちるい)・助教、山梨英和大学の本多明生・准教授(元東北大学電気通信研究所・研究員)ら研究者。
 同研究は、学際的に、災害科学・脳科学・心理学・認知科学・情報学の知見を結集して、東日本大震災における宮城県の被災者1412名を対象に行った質問紙調査に基づくもので、災害を生き延びるために平時から備えておくべき、また育成すべき「生きる力」が初めて明らかになったことから、今後の防災教育を大きく変革することが期待されているという。
 

●性格・考え方・習慣の40項目から、災害時の生き延びる力を科学的に導く
 
早速研究内容を紹介しよう――
 「災害」は、様々な困難な場面でこれを克服する「生きる力」が試される場面である。その「生きる力」は例えば、地震・津波発生時に適切に危険回避行動がとれたか、避難所を上手に運営できたか、復興に向けた課題解決・合意形成を適切にリードできたかなど、状況と立場(自分が生きる/集団を生かす)によって発揮される力は様々である。
 同研究ではこれら「生きる力」が発揮された事例を包括的に分析し、科学的な扱いが可能な一般論に整理したうえで、新しい防災・減災・復興のプロトコールに還元することをめざす。これにより災害の人間的側面に光を当て、学校教育理念としての「生きる力」まで視野に入れた、環境の変化に強い文化の醸成にも貢献することができると考えた。

 今回の研究結果は、東日本大震災で被災した宮城県内の1412人の被災者(津波浸水域居住者から選挙人名簿により無作為抽出)を対象にして2013年12月に実施した質問紙調査(郵送法)を分析した結果に基づいている。質問紙項目は、2012年度に78名の被災者を対象に実施したインタビュー調査から、危機回避・困難克服の経験と、それを可能にした個人の性格・考え方・習慣についての意見を抽出して作成された。
 質問紙調査結果のうち、性格・考え方・習慣の40項目を因子分析し、8つの因子を同定し、これらを「災害時の8つの『生きる力』」と命名した。
 

続きはこちら

http://www.bosaijoho.jp/association/item_7049.html

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